07/7/27
「八丈をいける」展示より



























 「グリーンの豊富な八丈島で自然とふれあい、生産者や島の方々と交流したい」
 こんな思いで18日、東京で活躍する八丈島出身のフラワーデザイナー・森本美榮さんと、?いけばな人?6人(徳久豊子さん、小松朗子さん、山田幸子さん、松村るみ子さん、野副むつ江さん、上田葉子さん)による展示『八丈をいける』が、大里ふるさと村で行われた=写真。
 花歴も流派も様ざまな?いけばな人?たちだが、ほとんどが海外生活経験者だ。昨秋、森本さんを講師に迎えて島で行われた講習会?八丈島の植物をいける?の写真を見て、「シンガポールに暮らしていたとき、太陽と雨水に育てられたスケールの大きい植物に触れ、感動したことを思い出した」と参加した人もいた。
 前日の17日はあいにくの大雨だったが、島の自然を感じさせるノブドウやガクアジサイ、ヤシの樹皮とその花、ストレリチアの葉、パッション、キキョウラン、アオノクマタケラン、ヤツデ、トベラ、ヒメヒオウギズイセンなどを採集。ダイナミックに、清楚に、さりげなく生けこみ、土の上や古民家の壁、濡れ縁、囲炉裏などに配置した。クルクマやアガパンサス、グロッパ、サンタンカ、デイゴ、ブーゲンビリア、アンスリウムなどの花も添えられた。
 「島に住んでいながら見逃していた草花がとてもすばらしく生けられていて、自然の中にたくさんの花材があると思いました」「凛としてとても素敵でした」「見慣れた植物がこんなに素敵に変身してしまうなんてびっくり」「建物とマッチしていた」と、来場者は感動をノートに記した。島の自然の再発見につながったようだ。
 「持参したのはハサミ1本。花器はこちらにあるもの、寿司桶まで活用しました。島の人たちが快く協力して下さり、ふるさと村という、古風でしっとりとした素晴らしい空間でいけこみができて最高でした」と、森本さんらは満足気だった。