
| プロのDJとジャムバンドなどが出演する野外RAVE(音楽イベント)「LAST SUMMER TRIP@八丈島」が9月20〜22日の3日間、島内3カ所の屋外会場を使って開催される。主催は02年から八丈島で野外RAVEを続けている山下啓さん(28、中之郷)と峯元隆二さん(28、末吉)を中心とした第1回八丈島野外音楽祭実行委員会。2人の息の長い活動が口コミで広がり、八丈島でのイベント開催が実現した。 野外RAVEとは、屋外の会場でDJやバンドがトランスやテクノなど主にダンス系の音楽を演奏し、参加者がそれぞれのスタイルで踊る音楽イベントで、80年代に英国の若者たちが始め、世界中に広がった。国内でも夏場のスキー場やキャンプ場を借り切るなどして大規模な催しが行われており、新島など離島での開催例も少なくない。 八丈島でのRAVEパーティーの情報が、全国でこうしたイベントを企画しているDJ・Shujiに届き、「もっと大きな催しを八丈島で開催できないか」とのオファーがあった。 9月20日正午に底土キャンプ場でスタートするイベントは3日間の長丁場。同日午後7時30分からは八丈富士の牧草地に場所を移して、日の出まで行われる。翌21日午前9時からは底土キャンプ場でバンド演奏を中心にしたパーティーがスタート、午後10時30分まで、さまざまなジャンルのミュージシャンが演奏を行う。最終日の22日は大潟浦園地に移動、早朝6時30分からサンセットの午後5時まで参加者が踊り続け、イベントはフィナーレを迎える。 出演するDJやバンドは32組を超える予定。いずれも全国各地のクラブなどで活躍するプロのアーティストだが、今回のイベントはバケーションパーティーと位置づけ、ノーギャラ、交通・宿泊費も自己負担で、出演者が自らも楽しむために参加するという。 島外からのイベントの参加者に対しては、現在インターネットやコンビニでチケットの販売(早割3300円、前売4500円、当日6000円)や、ツアーの申し込みを受け付けており、300〜500人の入場者が見込まれている。 主催者によれば、予想されるイベント費用は音響機器やステージ機材の運搬費と島内の経費で約100万円。そのほとんどはチケットの前売りなどでまかなう。会場設営も大がかりなものではなく、テントなどを使って行うという。雨天時の対策も考えながら、準備を進めている。 地元八丈島からは中心メンバーの山下さん(KEI)、峯元さん(HAM)がDJとして出演するほか、八丈太鼓も参加する。開催期間中、各会場への島民の入場は原則として無料。 (八丈島野外音楽祭実行委員会委員長・山下啓さんコメント)私は全国各地の野外音楽イベントをたくさん巡って来ました。スケールの大きい自然に囲まれて踊れるのは至福のひと時で、それはいつしか故郷の八丈島で開催したいという気持ちに変わってきました。 八丈島でまねごとのようなパーティーを始めたのが7年前。小さなラジカセを囲んで友達数人と踊ったのですが、催しは年を重ねるごとに着実に根を下ろし、この日を目当てに来島してくれるファンも現れました。お金をかけなくても、よそに真似できない大自然に囲まれたロケーションがあることが、胸を張って八丈島にイベントを誘致できる理由です。 今年9月、北海道から沖縄まで日本全国の著名なDJたちが無償で駆けつけてくれることになりました。これまで八丈島を知らなかった人たちですが、漂流・漂着の島、発光生物の宝庫の島に興味津々です。隔離された離島というシチュエーションが逆に参加者を開放的な気持ちにさせると思います。もちろん東京から45分というアクセスも大きなメリットです。 このイベントが島の観光振興に少しでも役立つことができればこれ以上の喜びはありません。また、これを機に八丈富士の牧場もいろいろな活用法を考えていけるのではないでしょうか。 本音をいうとこのイベントを一番楽しみにしているのはきっと私と峯元くんでしょう。私たちの一番好きなことで島が活性化すれば最高です。来年、再来年と続けていきたいと心から願っていますので島民の皆様のご理解をいただけたらと思います。 |