
| 中之郷えこ・あぐりまーと、その周辺一帯を整備する町の「中之郷地域観光産業総合開発プラン」の07年度事業で、三原川沿いを散策する「沢の小路」が整備されたが、住民から「せっかくの自然の散策路が、人工的になり過ぎではないか」との疑問の声が出ている。 同散策路は、えこ・あぐりまーとから、三原川沿いを巡る806メートルの区間。既存の小道(町道)周辺を伐採し、生コンのクラッシャラン(路盤材)を敷いててん圧したもので、木製の橋や歩道の下を通る水路などの工事も行われた(総事業費1050万円)。 この指摘があったのは、4月29日に開かれた中之郷自治会の行政との対話。住民が「歩くという意味では便利かもしれないが、砕石の白い色が目立ち、人工的で八丈島の自然に親しみたい人たちの目的からまるっきりかけ離れたものになった。自然公園法の許可も含めて問題はないか」と、整備手法に疑問を投げかけた。 これに対して町の佐々木昭産業観光課長は「誰もが歩きやすい道、簡単に崩れるようでも困るという観点で設計し、施工した。07年度事業ではほかに数本の散策路整備を予定していたが、私有地の問題などで先送りになった。今後は周りの環境との調和も十分に配慮していきたい」と答えた。 自然公園法に関して八丈支庁土木課では、「橋の新設や伐採は申請を受けて許可している。散策路については、もともと町道であり、補修行為に問題はない」との回答を、自治会終了後に町に通知している。 |