
| 低気圧の影響で、7日最終便、8日全便が欠航となり、7日に離島予定だった約128人が、2泊の延泊を余儀なくされた。2日目の帰れぬ夜を迎えた8日、沈んだ気持ちを少しでも元気づけようと、中之郷の有志が「欠航流人の宴」を催し、ホテルの宿泊者など70人を無料招待した。トビウオの刺身やすり身、アシタバ、ヤマブキ、麦雑炊など、島の食材を満載した島料理に、「いろんなところを旅したがこんな情けにふれたことはない」と、何人もの参加者が感謝の言葉を続けた。 「なんでこんなことまで…」という戸惑いながらの素朴な質問に、「八丈の旅をつらかっただけの想い出にしてほしくない。帰ったら、こんなこともあった、こんな変わった人たちがいたよと周りに伝えてくれればうれしい」と、中之郷気質全快で答えた。これでもかというもてなしに、欠航のつらさも忘れんばかりの笑顔がはじけていた。 |