
| 第39回日展の洋画部門で、八丈島出身の宮城県仙台市、画家、伊勢崎勝人さん(58)の油絵『東北の秋』(F100号)=写真=が特選に輝いた。「重厚なマチエールと色彩が、豊かな描写力の裏付けの元に、みごとに表現されている。東北に暮らす作者は、身のまわりの秋の収穫物を、愛情をもって、卓上静物として描ききっている」と評価された。 同展は11月2日から12月9日まで東京都港区六本木の国立新美術館で開かれている。火曜日休館(電話03‐6812‐9900)。 伊勢崎さんは78年に東京芸術大学油絵科を卒業後、第55回白日会記念展で文部大臣賞とT賞を受賞。新世紀の具象作家展、昭和会展など多数の展覧会に出品してきた。著書に『鉛筆で描く』(アトリエ出版社)がある。 今回の受賞作品は静物だが、ふだんは野性的な花を描くことが多いという。八丈島の風景は、南原千畳敷の広大な自然をP100号、廃船をF100号の大きなキャンバスに描き、発表したことがある。心象風景を具象画にしたものだ。「時間が許せば、島に行って絵を描いてみたいですね」と話している。 |