
| 三根地域の東畑から一心を経由して三根小前までの都道760m区間の歩道設置工事の説明会が13日、三根公民館で行われた。同区間については計画幅員を12mに抑え、底土〜東畑間のような植樹帯を設けないという基本設計案に対して、参加者からは「どうして…」との疑問の声が出された。住民の要望を受け、八丈支庁土木課では「植樹帯の設置を本庁とも協議する」として前向きに再検討することを明らかにした。 説明会では支庁土木課の担当者から工事の概要と用地売買契約までの流れが説明された。対象となるのは東畑交差点から一心のT字路までの190mと、そこから三根小前の道路に接続する直線570mを合わせた区間。06年度までに基本設計を終え、今年度は用地測量、08年度に詳細設計と物件調査を行い、用地買収にも着手する。工事は10年度から4年間を予定しており13年度の完工をめざす。 基本設計では現在の8mの道路幅を12mに拡幅し、中央に7m幅の車道と両側に2.5mの歩道を整備する。東畑〜一心間は底土側のみ片側を6m幅で買収、一心〜三根小前は、両側を現道から各3m広げる範囲で買収する。 底土〜東畑間のような植樹帯は設けず、歩道は島石ではなく白いタイル張りの設計だ。総事業費は工事費のほか用地買収や移転補償費などを含め約13億円を見込んでいる。 説明の後で行われた質疑では「底土から東畑までは歩道に植樹帯がありヤシが植えてあるが、今回の工事区間は植樹帯がないというのはどういう考えにもとづくのか。将来的には東畑〜護神の直線を都道にして、植樹帯を設けるのか」との質問があった。これについては「都には道路の管理面積をなるべく減らそうという考え方がある。この区間は住宅も多く、なるべく用地買収を減らす方向で設計した。現時点で東畑│護神区間を都道に編入する計画はない」との方針を示した。 また、「道路と敷地の間の防風林の植栽はできないか」との声もあったが、「そのために買収幅を広げることは考えていない」と、こちらも計画にないことを説明した。 このほか、「歩道設置工事が行われている他の路線で、用地買収が進まず工事のできないところがぽつぽつと目立つが、最終的には強制退去などの措置を行うのか」との指摘があった。土木課では「個々の事例は説明できないが、基本的に交渉で解決し、収容などの手段はとりたくない」との意向を示した。 また、「東畑〜一心間に埋設されている水道管は古くて細く、周辺は水圧が弱くて困っている。工事に合わせて太い管に更新してほしい」との要望もあった。これについては「水道、電気、電話などは直接都が工事を行うわけではないので、企業者と協議しながら工事を進めたい」と答えた。 さらに、今後の用地交渉について、「島外の家族にも立ち会ってもらいたいので、できるだけ事前に予定を知らせてほしい」という声も複数の出席者からあった。 事業説明会の翌日、古澤正彦土木課長は「基本設計では植樹帯を設けない方向だったが、住民から強い要望があることも今回の説明会で認識した。変更ができるかどうかはわからないが、可能であれば植樹帯を設ける方向で本庁とも協議していきたい」と語り、今後計画に変更がある可能性を示唆した。 |