



| 伊豆・小笠原諸島の8町村10島から小学生フットサルチームが参加し、第14回「愛らんどリーグ2007」(伊豆諸島・小笠原諸島特定地域経済活性化協議会主催)が24、25両日、八丈町南原スポーツ公園で開催され、選手126人をはじめFC東京のコーチ陣ら総勢228人(島外186、島内42)が参加した。12チームによる熱戦を制したのは、悲願の初優勝を果たした父島キッカーズ=写真上=だった。 開会式当日は雨模様の天候が心配されたが、午後からは晴れ上がり、2日間を通じて真夏の厳しい陽ざしが降りそそいだ。 初制覇をめざす父島か、2連覇を狙う神津か。25日の決勝戦は、2年連続同一カードとなった父島キッカーズ対神津FCの対戦。2日間の熱い戦いを繰り広げた各チームの選手やスタッフが見守る中、決勝に進んだ両チームの選手が次々にコールされ、各チームの旗手がフラッグを連ねた「花道」を一人ずつ駆け抜けピッチに登場すると、会場は決勝戦独特の緊張感に包まれた。 試合は父島が先制し、1対0で前半を終了。後半に入ると父島が先に追加点をあげたが、得点力のある神津も、決勝トーナメント2試合を無失点で勝ち進んだ父島の堅いディフェンスを破り2対1。次のゴールをどちらがあげるかという息詰まる展開となったが、父島が3点目を決め逃げ切った。 父島キッカーズ・西村浩監督は「小さい頃からサッカーが好きな子供たちで練習量も多いが、キャプテンがリーダーシップを発揮し、いつも楽しく練習している。今年は女子が初参加し、仲がよくバランスのいいチーム。悲願の初優勝を達成できた」と、喜びを語った。 また、神津FC・前田好樹コーチは「2連覇は逃がしたが、頑張って決勝まで来られ満足。子供たちはくやしがっているが、くやしさがなければ成長はない」と、この経験を今後に活かすことを誓った。 八丈島からは、三根、大賀郷、坂上の3チームが参戦。全チームとも4組に分かれての予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントに進出した。 決勝トーナメントでは、三根は初戦で神津に敗れ、大賀郷は坂上との初戦を突破したが準決勝で神津に1対2と惜敗。青小との3位決定戦では白熱した接戦を1対0で制し、メダルを獲得した。 大賀郷FC・吉田順監督は「夏休みもほとんど毎日練習した。決勝戦が昨年と同じカードということは実力がおよばなかったと言えるが、大会を通じて子供たちは頑張ったし、成長した」と選手の健闘を称えた。 なお、大会の企画・運営は、昨年に続き八丈町スポーツクラブが担当、1日当たり約60人の八丈島サッカー協会スタッフ(八高サッカー部を含む)が実質的に運営を支えた。 また、今年のFC東京サッカークリニック=写真下=は、12人の各コーチが担当チームを決めて専任コーチとなり、大会前から指導やアドバイスを行うという新企画。FC東京コーチ陣は、「帰るまでずっと、担当チームをコーチする」との熱血指導で、閉会式には声もガラガラに枯れるほどだった。指導内容については「技術的なことや試合中における選手間のコミュニケーションの取り方、大会をどのように戦っていくかなど、いろいろな相談があった」という。 チームや個人の技術レベルに応じたコーチングが可能なため、各島の指導者からは好評で、「大会前の早い段階からメールでやりとりし、細かく指導していただいた」「今後の練習の指針になった」「シンプルなサッカーをするには、正確なパス、正確なシュートをとの回答があり、あらためて基本の大切さを確認できた」などの声が聞かれた。 |