07/4/13




 3月21日に始まったフリージアまつりは8日閉幕。期間中、八形山特設会場には6377人が入場した。まつり終盤の6日は、初の試みとして、大里・ふるさと村にフリージアの花が敷きつめられた=写真。
 翌年に植え付けるフリージアの球根は、掘り上げる前に太らせる必要があり、咲き終わったらすぐに葉だけ残して花がらを切り取っている。町観光商工係では、こうして大量に廃棄される花を空港などでの装飾に活用しようと、装飾デザイナーの沖山潤さん(49)にアイデアを求めた。が、空港はスペースに限りがあり、温泉も考えたが、排水口がつまりかねない。「古色蒼然とした玉石垣や古民家に花の原色は映える」。沖山さんが考えついたのは、視覚的な効果が狙えるふるさと村だった。赤や白、紫、黄色の花を軽トラック2杯分切り取り、入口の通路や石垣、建物、植え込みのふちなどをフリージアで彩った。
 ふるさと村では土日の午後にお茶の無料もてなしが行われているが、訪れた客は、入ると同時に「わぁーっ」と歓声を上げ、ふるさと村いっぱいに漂うフリージアの香りも楽しんでいた。
 伊勢崎孝久係長は「廃棄される花を無駄にせず、お金をかけないでできるイベントが見つかった。『花と緑のフェスタ』の一環として続けていきたい」と、新たな試みに意欲的だ。