06/12/15


 芋類のおいしさでは定評のある八丈島でも、めったに口にすることのできない自然薯(ジネンジョ)。このほど中之郷の西条至(いたる)さん(50)が、自然薯の畑栽培にチャレンジ。大きいもので2メートルにもなる立派な自然薯が収穫できた。
 西条さんは東京でコンピュータのシステム会社を経営しているが、景気の低迷する故郷の八丈島でなんとか新しい事業を興せないかと考え、自然薯に注目した。栽培のノウハウを栃木県の生産者から教わり、山口県から種芋をとって、1年前から本格的な生産準備に入った。今年4月、約200坪の畑に450本の苗種芋を植えたが、発芽も生育も予想以上に順調。これまでに1割ほどを収穫したが、自然薯は長さ1メートルを超え、重さも平均1キロ程度、中には2キロになるビッグサイズもあった。
 西条さんは「極端に大きく育ったサイズは、天然ものよりやや粘りが少ないが、1キロ前後のサイズは特有の味や粘りも合格点。島の気候は栽培に向いているはずで、新しい特産品になれば」と期待を膨らます。
 当面は島内で販売するが、将来的にはネットで全国に八丈島の特産品として売り出す考えだ。問い合わせは八丈島自然薯協会中之郷研究所、04996-7-7707(西条典子さん)。