



| 青空が広がった10月28日、フラダンスの神様といわれているジョージ・ナオペさん(80)を迎えて『HACHIJO フラダンスフェスティバル』(フラ・オ・ハチジョウ、日本フラダンス協会、八丈島観光振興実行委員会共催)が都立八丈植物公園で開催され、島民ら約700人がハワイ音楽とフラダンスの奥深い世界を堪能した。花で彩られた野外ステージとあふれる緑の中で演奏し、踊った出演者たちは「古き良きハワイがここにある」と口々に語っていた。 舞台は、日本フラダンス協会代表のマリア・ニーノ(新野まりあ)さんがこの日のために作詞した八丈島のハワイアンソング「Aloha Ailana Hachijo」(作曲・明田和成さん)で始まった。ナオペさんは12曲を歌い、そのソフトな歌声が会場をやさしく包んだ。午後2時開演から2時間。披露されたのはひょうたんで作った伝統楽器イプヘケと太鼓のパフを用いた古典「カヒコ」の2曲を含む40曲。八丈のフラダンス愛好家グループ『フラ・オ・ハチジョウ』の13人と、同協会のトップダンサー8人の笑顔と優美な踊りは、太陽の光が降りそそぐ公園の緑の中でひときわ輝いた。ナオペさんの妹、バーナディット・コナヌイさん(70)も歌ったほか、明田さんがギター、ヒロ・ナオペさんはウクレレ、オサムさんがベースを演奏。末吉小、三原中、富士中の各校長によるウクレレ、ギター、ウッドベースのトリオ『コウチョーズ』も参加した。 イベントを終え、「フラ・オ・ハチジョウのみなさんの島を愛する気持ちこそ、本当のフラ」とニーノさん。そして「フラはストーリー。言葉のあるところにフラはあります。これからショメ節の歌詞にフラを振り付けし、八丈太鼓にはタヒチアンダンンスを合わせてみたい」と、ハワイと八丈島の文化を融合させた音楽の創造に意欲的だ。「花も植物もハワイとそっくりな野外で、しかも、無料というのはハワイと同じ」と、八丈島でのイベントの形を気に入ったナオペさん。同日夜に八丈ビューホテルで開催された懇親会では樫立踊りや八丈太鼓にふれ、「八丈太鼓は素晴らしい音楽。こうした伝統芸能の歴史や文化を知った上で、フラを踊ることが大切」とも語った。フラ・オ・ハチジョウ代表、原直子さんは「イベントを通して気づかされたのは、八丈島の良さ。多くの人に支えていただき感謝しています」と話している。多くのボランティアの手による設営のセンスは評判が高く、入場者からは「植物公園の良さを再認識した。町づくりで大切なものをイメージしやすくなった」という声も聞かれた。写真は上から、フラ・オ・ハチジョウ、会場風景、古典フラ、ジョージ・ナオペさん。 |