06/10/27



 米国カリフォルニア州の和太鼓団体の代表を務める溜渕ティファニーさん(39)ら7人が23日来島し、2日間にわたり八丈島民踊保存会の会員から八丈太鼓の指導を受けた。日系3世の溜渕さんは、1989年に「サクラメント太鼓団」を結成。今は約40人に指導をしながら、米国内や日本、欧州でツアーを行うプロの太鼓奏者だ。
 日本人や日系人が多い西海岸は、和太鼓がさかんで道場も多い。その和太鼓仲間の間で「八丈太鼓は有名」という。今回は親戚がサクラメント市にいる三根・玉置定子さんを介して、「本場で八丈太鼓を習いたい」という話が進んだ。
 太鼓団の演奏は、太鼓を床に置いて叩くスタイル。初めて八丈太鼓を体験し、質問したのは叩くときの足の位置。「その人のやりやすい姿勢でいいです」と保存会副会長の奥山隆さんが説明すると、太鼓歴8〜22年という7人は、それぞれのスタイルを見つけ、熱心に、楽しみながら叩き続けた。「演奏の中にストーリーがある。盛り上げたり、間を作ったり、『この人のこの部分がいい』と思ったところを自分の太鼓に取り入れて」と説明を受けると、その時の気持ち、その場の雰囲気で創作する八丈太鼓の技を習得しようと、真剣に見入っていた。