| 浅沼町長は8日の町議会定例会で、国際的な公道オートバイレースで有名な英領・マン島を視察した感想を報告した。バイクレースによる島しょ地域の観光振興を石原都知事が提案したのを受け、知事の海外出張に平野祐康三宅村長とともに同行したもの。 5月28日に成田を出発。マン島では「プレTTクラシックロードレース」(1周6.8キロ)の本線や世界最古の公道レース「TTレース」(1周60.7キロ)の公式練習をはじめ、島内の関係施設を見て回り、2日帰国した。浅沼町長は「知事は6年前から、島しょで国際的なイベントを開催できる場所を整備したいと話していた。三宅村では試験的にバイクを走らせている」と視察に至る経緯を説明した。レース開催時、マン島には選手や観客、バイク好きなボランティアが世界中から集まり、1万トン級の船3隻もレース関係者のトラックを満載して接岸する。安全対策については、「医師もボランティアだけで40人以上いて、ヘリ搬送なども事前に打ち合わせる。道路脇や電柱にはワラが山のように積んであり、試しに私が体当たりしても跳ね返された」という。 公道レースがマン島で盛んな理由の一つが、英領ながら自治政府を持つ点。「イギリスから独立していて、道路使用については警察よりもレース委員会の方が力がある。日本では、なかなかあそこまではできないのでは」と述べた。「最も感動したのは、島全体でレースを楽しんでいること。400台ものバイクが走るから爆音はすごい。何度もうるさくないかと質問したが、『小さい頃からこの音を聞いて育った』という。自分たちで見る席を作り、そこでお茶を飲み、夕食を食べながら、レースを観戦していた」と、島民が一体となってレースを楽しむ様子を語った。 「伝統は素晴らしい。長い経験に培われ、知恵を出している。しかしながら、八丈町も島民あっての町だ」と述べ、開催には島民の理解が前提との考えを示した。写真はレースのスタート風景。 |
