06/6/02

 東海汽船との懇談会が25日、町役場で開かれ、今後の八丈航路の展望について意見交換が行われた。東海汽船から鮫島宗和取締役会長(小笠原海運社長)、清水賢一代表取締役社長ら8人、八丈町からは町長をはじめ町議会議員、各団体長、地域住民代表らが出席した。懇談会ではまず、鮫島会長から、TSLの小笠原就航が実現しなかったことに伴い『おがさわら丸』の八丈航路転用の計画も変更せざるを得なくなった経緯の説明があった。清水社長は今後の八丈航路に関し「『かめりあ丸』は86年、『さるびあ丸』は92年の建造。先に建造する予定の『かめりあ丸』の後継船を八丈航路に就航させたい。どのような船にするか、意見を聞きながら検討していく」との展望を述べた。
 02年に『すとれちあ丸』(定員635人、コンテナ数42個)が引退して以降、八丈航路では『さるびあ丸』(同816人、32個)と『かめりあ丸』(同638人、29個)を併用。定員は増えたが、積載コンテナ数が大幅に少なくなり、貨物輸送の面からは島民生活や産業への影響が大きくなっていた。
 また就航率の悪さも指摘されており、05年の就航数・就航率は『さるびあ丸』が217回(欠航19回)で91・9%、『かめりあ丸』が116回(同13回)で89・9%。『すとれちあ丸』の就航率は99〜01年の3年間で93・5%だった。
 質疑では後継船の計画を「いつまでに、どのようにする」と明確に示せないかとの要望に対し、「遅くとも1年以内には案を提示したい」との回答があった。(写真は底土港に入港するかめりあ丸)