05/12/16
 病気平癒、家内安全などを祈願する横領山満願寺薬師堂の例祭はおだやかに晴れた11日、行われた。「景気づけに」と漁業者などから寄進された魚やタコをはじめ、里芋やおにぎり、焼きそばなどが振る舞われ、境内は例年以上の大賑わいとなった。同神社の入口には湧き水を引き込んだ手水場がある。毎年、薬師堂にはこの水を求めて島外からやってくる人が多い。吉の方位に行ってその場所の水を飲むと願望を叶えることができるという開運術のひとつ「お水取り」が目的だ。島に住む人も、金魚の水槽用やコーヒー、お茶をおいしく飲むためなどにこの水を利用している。水源は神社の南西の隣接地にある。1962年まで旧都八丈支庁(現在の歴史民俗資料館)とその隣の旧八丈島警察署にこの水がつかわれていたが、両庁舎移転後は神社の氏子らが無償で借り受け、タンクを建て替え、神社入り口まで水を引き込んだ。鳥の糞などで水が汚染されないようにと、氏子代表・奥山日出和さんらは網を張ったりして手水場の管理に人知れず苦労しているようだ。